ポジショニングとブランディング、どっちが先?

ポジショニングとは?

ポジショニングとブランディングの違い。広告(販促)においては特に重要!

マーケティング用語である「ポジショニング」と「ブランディング」ですが、その違いはここです。
これを間違えると、あなたの広告戦略は大失敗してしまいます。

まず、両者の定義について確認しましょう。

『ポジショニングとは』

ポジショニングとは、英語の「Position」の現在進行系(~ing)です。
ポジションを取る、立ち位置を明確にするといった意味があります。
ビジネスにおいては、「他と違う自社の強み」を打ち出したり、「自社の優位性」を見込み客に伝えるために行われます。
自分の立ち位置(ポジション)をより優位にする為に行う、という認識でほぼ間違いはありません。
同様に、自分の立場を有利にするための演説や談話(トーク)は、「ポジショントーク」と呼ばれます。
ポジショニングを目的としたコンテンツの事を、私達は「ポジショニングコンテンツ」と呼んでいます。
見込み客に対してポジショニング戦略を取れば「販売の当初から有利な立場」を獲得する事が出来ます。
ポジショニングは具体的なキーワードだと言うことも出来ます。

『ブランディングとは』

ブランディングとは、英語の「Brand」の現在進行系(~ing)です。
特定の環境下で容易に自社のサービスや商品をイメージさせる意味があります。
その由来は、一説では自家の家畜を識別するための「brand:焼印」を押すことにある、とも言われています。
そのため、ブランディングは「そのものを識別させること」と「そのものを容易に想起させること」を目的に行います。
キャッチコピーやロゴを全面に出したCMなどは、多くの場合「ブランディング広告」と言われます。
「このCMはあの企業のものだな。」「この色使いはあのブランドっぽいね。」といった具合です。
ブランディングを目的としたコンテンツの事を、私達は「ブランディングコンテンツ」と呼んでいます。

ポジショニングが先!

昔は「ブランドで飯は食えない」などと言われました。
しかし、現代では必ずしもそうではありません。
Instagramで、いわゆる「イケてる写真」だけをアップし、個人が イメージ構築=ブランディング を行うことで一般人向けの広告塔になる人も居ます。
時代が進んだ今では、ブランドでご飯が食べられる様になっているのは事実です。

とは言っても、事業においてポジショニング無しでブランディングだけを行うのは無意味だと私達は考えます。
なぜなら、「ポジショニングしない=何の事業か分からない」からです。

何の人かわからないけど、なんとなく凄そうな人。
あなたの周りにも居るかも知れません。
「身の回りの凄そうな人は?」と言えば、必ず名前が挙がるものの、何をしている人かと聞かれたら「うーん…」となる。
一方、ポジショニング戦略がしっかりしている人は、「〇〇といえばあの人」という立ち位置が明確です。
特に事業家はみな専門家なのですから、その専門性が知られていなければ仕事を頼まれることがありません。
仕事を頼まれない=食えない ということとなります。
だから、事業においてはポジショニングが先です。
これは全ての情報発信にも言えることです。
「何をしている何者か」を発信することはとても重要なのです。

ホームページの構築・運用においてもこれは同じ。
ブランディング目的のホームページを起業初期に作ってしまったら最悪でしょう。
でも、そういった制作会社が多いのも事実。
彼らはホームページを作ることが仕事で、ホームページを作ることが目的です。
一方、企業にとっては「売上を上げる目的のために、その手段としてホームページを持つ」のです。

ブランディングとポジショニングの違いを理解し、自社の見込み客を集め、売上を倍増させるホームページ(コンテンツ)を持ちましょう。